[00:01.300]
[00:02.120]ガラクタばかりを集めて
[00:04.050]ボロ切れひとつを被せた
[00:06.200]醜い形をしたレプリカ
[00:10.780]誰かが紡いだ言葉を
[00:12.880]誰かが奏でた音色を
[00:15.040]歪にコラージュした偽物
[00:19.560]一番最初はベイルの中
[00:21.440]革新的な少年の愛情が
[00:28.080]僕ら気付いたらもう見えなくなる
[00:30.230]おもちゃを無くした子供が泣いている
[00:35.510]どうしてだろう?
[00:36.760]あのスポットライトに照らされている
[00:40.810]その背中はまたこの手から
[00:43.500]遠ざかっていく
[00:44.960]
[00:45.270]あなたみたいになれやしなくて
[00:47.390]あの月を追いかけるように
[00:49.500]渇いた心は満たされないまま
[00:53.950]一人になって一人になって
[00:56.110]くすんだ夢を見続けてしまった
[00:59.850]なぞる僕たちは
[01:03.030]ガラクタだって、ボロ切れだって
[01:04.950]その心臓が放つ血液には
[01:07.680]僕だけの怒りがあった
[01:10.830]
[01:19.430]足りないのなんだったんだろう
[01:21.010]神様に聞いてきたあとで
[01:23.270]墮天使の弓矢に口止めされた
[01:27.760]初めから知っていたんだよ
[01:29.880]忘れた芝居をしてんだよ
[01:32.030]貰いもんの剣を抱きしめている
[01:36.550]何十回目の失望だろう?
[01:38.510]いっそ何もかもを捨ててしまいたいと
[01:45.100]きっと最後は何も殘らない
[01:47.270]愛も、紡いだ音も、名前も朽ちていく
[01:52.650]どうしてだろう?
[01:53.450]この胸の奧にこびり付いている
[01:57.900]冬の夜の靜寂に
[02:00.100]似た孤獨を
[02:01.960]
[02:02.290]あなたはきっと知りもしないで
[02:04.340]一人星を見ていた
[02:06.580]赤い目の僕に気も留めないまま
[02:10.910]隣に立ったあなたは遠くて
[02:13.110]くすんだ夢も見えなくなってしまって
[02:16.820]それでも追い続けて
[02:19.870]偽物だって、真実だって
[02:22.000]今振り返ればただそこには
[02:24.680]ぼやけた記憶があった
[02:28.310]
[02:28.660]廃物と化したアイロニー
[02:30.020]クリシェを抜け出したいのに
[02:32.100]「また誰かの焼き直し?」
[02:36.550]數(shù)多の星の屑たち
[02:38.660]沈み消えゆくユースタシー
[02:42.140]無慈悲な月の光
[02:46.220]「アイデンティティさえまやかし?」
[02:54.290]「盜んででも愛が欲しい?」
[03:01.970]羊のような雲(yún)が浮かんだ晝すぎ
[03:06.020]懐かしい歌が風に揺れている
[03:10.350]あなたの聲で教えて貰った言葉
[03:13.690]今でも忘れぬように書き留めてる同じことを
[03:18.970]
[03:19.420]あなたみたいになれやしなくて
[03:21.430]あの月を追いかけるように
[03:23.600]渇いた心は満たされないまま
[03:27.950]時間が経って時間が経って
[03:30.140]振り返る時目を逸らさぬように
[03:33.860]なぞる僕たちは
[03:36.940]ガラクタだって、ボロ切れだって
[03:39.030]醒めぬ夢を追っていった先には
[03:41.740]僕だけの光がずっと