[00:01.060]『遠(yuǎn)く離れた別の場所。
[00:03.860]5年もの長きに渡って意識不明の“ミリリ”という少女がいた
[00:09.660]眠り姫と呼ばれ、病名もわからず家族さえもあきらめかけていたある日、
[00:16.370]彼女にとっての朝がその瞬間に
[00:19.070]訪れたとでもいうように突然に目を覚ました』
[00:22.710]
[00:24.840]「ここは?あれ?あたしは、レジスタンスにいて……戦って――――」
[00:32.530]
[00:34.500]『自分の名前も覚えている。周囲で涙する家族のことも間違いなく記憶している
[00:42.050]けれど、眠っていたはずの空白の5年間の記憶は、ミリリではなく、カナリアのものとして存在して……』
[00:50.020]
[00:51.990]「シグ――――!」
[00:52.790]
[01:11.640]
[01:14.150]記憶の混濁に 酷い眩暈と共感覚
[01:24.150]長すぎる眠りに視たのは非現(xiàn)実?
[01:34.270]
[01:40.620]
[01:42.600]
[01:43.630]歓喜する家族に その物語の事を話しても
[01:53.650]「夢を見ていたの」と優(yōu)しく諭されるだけで
[02:03.130]
[02:03.320]そうは思えない 言いようもないリアリティ
[02:13.080]彼に觸れた腕その體溫が ねぇ、まだ今も殘ってるのに
[02:23.020]
[02:23.330]空想儀上で亂反射した搖蕩う二つの視點(diǎn)
[02:33.040]バラバラ切り刻まれてただ磨耗するなら嫌だ
[02:38.950]向こう側(cè)でまた眠っていたい
[02:45.970]
[02:47.480]『薄靄は晴れぬまま、この自分に慣れようと日々を過ごしていると、人づてに聖女様が率いる
[02:55.310]レジスタンスのことを耳にしてしまう』
[02:57.670]
[02:59.500]「やっぱりただの夢なんかじゃなかった。あれは、みんな現(xiàn)実だったんだ……!」
[03:05.010]
[03:05.460]駆け出したくなる衝動(dòng)抑えて深呼吸ひとつ
[03:14.890]平靜裝った 気付かれないように
[03:24.620]
[03:33.900]過保護(hù)な母親と父を愛していないわけはない
[03:43.600]けれど同じくらい大切な場所ができたんだ
[03:52.610]
[03:52.970]とても言い出せない 真っ直ぐに目も見れない
[04:02.530]ここにいるべきとわかってる でも、今すぐみんなに會(huì)いたくて
[04:12.100]
[04:13.100]空想儀上の物語を忘れてしまうことはできない
[04:22.640]半身をその地に置いてきた感覚が消えないから
[04:31.990]セカイのどこかで今この時(shí)も戦っているだろう彼らは
[04:41.850]悲しいけど少しずつ命を落としていく 決斷は今しかできない
[04:51.470]
[04:51.650]試しに弓を射てみても カナリアと遠(yuǎn)い上手くは飛ばない
[05:00.960]思考に體がついてこない これじゃ彼の背中は守れない――――?
[05:10.380]
[05:10.740]それぞれ道は別れ 亂暴に引き離されて
[05:21.320]それでも自分の意思で 戻る道があるなら……
[05:32.680]
[05:33.390]「彼は、シグは――――今も確かに存在する。じゃあカナリアは……?」
[05:39.970]
[05:41.670]『少女は、大切な家族に手紙を書き殘し
[05:45.300]必ず戻ることを記して誰にも見つからないようにこっそりと村を出る
[05:51.770]どれだけ旅をすればそこに辿りつくかもわからないまま
[05:56.800]一秒でも早くその場所に戻りたいと願(yuàn)って』
[06:00.710]
[06:02.750]「あたしの居場所は、きっとあの背中の裏側(cè)。
[06:07.940]例えもう戦えないとしても……やっぱりそこにいたいんだ」
[06:13.020]