[00:00.000] 作词 : 煮ル果実 [00:01.000] 作曲 : 煮ル果実 [00:15:47]これは事実無根 妄言・妄想の類と 貶された人の話 [00:19:78]『お前は死神になったんです』 上か後ろからか声がした [00:23:63]その声の主の見た目は醜悪 悪魔と呼ぶが妥当 [00:26:67]『そうそう、周りの人を不幸にしないため 此処で一生過ごそう』 [00:31:19]真に受けた人間は 心、眼閉ざし 顔まで隠し 黒い箱を見つめてみて ただ過ぎゆく日々 [00:41:72]まるで蛇 悪巧み 要されてはない正義と機微 [00:45:96]オンカラキリソワカ 声高に 弘法にも筆の誤り [00:49:37]それでも悪魔は足りないと云う 忌む 忌む 忌む 忌む [00:53:17]とうとう頭に血が上り「それではあなたがやってみたならばどうですか?」 [00:57:97]悪魔は黙りこくり莫迦を見る目をした [01:00:95]嗚呼 夜が 夜が 消えた 明けた筈の夜が [01:08:51]寄るな 寄るな 消えな 誰も傍に寄るな [01:23:01]「ちょっと失礼良いかしら? あなたは死神ではないわ」 [01:26:33]下か前からか声がした 見ると息を呑むよな顔立ちの美人 [01:30:99]天使か何かだろう相談しよう こんなことはもう懲り懲りだと [01:35:39]すると捲し立てる様に彼女は云ったんだ [01:38:73]「あの不細工は絶対別の人にも [01:42:46]同じこと言ってんでしょう、きっとそうでしょう 多分そうでしょう [01:45:62]あなたをなんとかしようという気がねまるで無い [01:48:32]ほらやつらを見て、楽しそうでしょ」 [01:51:06]『諭されるな』醜悪な天使の声は もう届かない もう遅い [02:01:56]嗚呼 失せろ、失せろ、悪魔! 鏡殴り吠えた [02:09:17]飽きる頃にゃ消えた これはこれはしめた [02:17:88]飲めや歌えやんや 我は自由なりや [02:25:15]哀れ 箱で動く猿は 悪魔に乗せられていた [02:47:19]そして その様子を 新たな死神がさ [02:55:56]歯噛みして見ていた じっとして見てた