[ar:DAOKO] [ti:歌舞伎町の女王] [al:] [offset:0] [00:00.14]DAOKO - 歌舞伎町の女王 [00:34.42]蝉の声を聞く度に [00:38.19]目に浮かぶ九十九里浜 [00:41.73]皺々の祖母の手を離れ [00:45.03]独りで訪れた歓楽街 [00:49.42]ママは此処の女王様 [00:53.17]生き写しの様なあたし [00:56.69]誰しもが手を伸べて [00:59.30]子供ながらに魅せられた歓楽街 [01:03.72]十五になったあたしを [01:07.36]置いて女王は消えた [01:11.10]毎週金曜日に来ていた [01:14.77]男と暮らすのだろう [01:26.60]誰に誘われるでもなく [01:30.49]辿り着いたのこの街 [01:33.89]育ってないのに懐かしいの [01:37.48]記憶よりも胸焦がすコロニー [01:41.66]覚えているのは香水のかおり [01:43.64]残り香を吸って育った過去に [01:45.38]サヨナラを言えずに彷徨うひとり [01:47.11]真っ赤な口紅 ぎこちなく [01:49.05]みえてた唇 非行に走る [01:50.88]望んでなんかない顔はママの痕 [01:52.93]所詮はあたしも快楽主義 [01:54.59]改札過ぎたら待っていた この街が [01:56.63]「一度栄えし者でも必ずや衰えゆく」 [02:04.02]その意味を知る時を迎え [02:07.40]足を踏み入れたは歓楽街 [02:11.18]消えて行った女を [02:14.44]憎めど夏は今 [02:18.62]女王と云う肩書きを [02:22.25]誇らしげに揚げる [02:47.30]ネオンと街灯 朧気な光 [02:49.23]あたし以外大人しか居ない [02:50.95]切っても切れぬ血を辿って来たり [02:52.89]生臭い雄と雌のかおりが [02:54.78]今日もこの街を動かす [02:56.25]明日も知らなかった少女も今 [02:58.29]女王となり いとをかし [03:00.05]求められる悦びも [03:01.50]吸い尽くす浮世の愛しい汚れよ [03:03.92]女に成ったあたしが [03:07.25]売るのは自分だけで [03:11.15]同情を欲した時に [03:14.78]全てを失うだろう [03:18.61]JR新宿駅の [03:22.30]東口を出たら [03:26.16]其処はあたしの庭 [03:29.74]大遊戯場歌舞伎町 [03:55.58]今夜からは此の町で [04:00.36]娘のあたしが女王