[00:13.571]夜が更ける頃に殺した数多の文 散った断片を数珠繋ぎ [00:18.215]恨み辛み妬み連ねた悪鬼も飲み込む 現抜かし [00:22.116]昔話 何時の間にか列を成した 流行り廃りとは別の何か [00:26.295]起こした身体は歩み止めず 夢見の悪さ仕方無く認める [00:30.011]暗闇 光る目は蝙蝠 通りゃんせ 早計な目論見 [00:33.423]無駄な足掻き 左手が総取り 通りゃんせ くれてやる漁夫の利 [00:37.324]墓石の下に命を賭した 地下深く増やす頭数が満たすはず [00:41.503]未だ歩み止めず 越した夜の数だけ空に亡く [00:45.172]今宵に消える 微かに視える灯りの下に潰える [00:48.701]遠い過去に思える 記憶の付箋 剥がれ落ち 破り捨てる [00:52.509]問いに対し答え 安らぎを得る 其の代わりに諦める何か [00:56.550]其の何かを諦めきれずに今もまだ暗闇に求める [01:00.033]感覚的な衝動に駆られ差し出した招待券 [01:03.376]肺を満たしていく煙羅 濃霧を吐き出して変えていく思考、概念 [01:07.092]陰と陽の道の繋ぎ目 憂いすら抱いて空に亡いてる [01:10.760]嗚呼 通りゃんせ 通りゃんせ 夜に消える境界線 [01:14.522]揺らいだ幻影に追われ永遠に還れないままで往来へ [01:18.284]向かいの岸へ橋渡し 吐いた息を呑む 縋る依存関係 [01:21.999]名を呼ぶ声に耳塞いで 帰りは怖いと空が亡いてる [01:25.807]嗚呼 通りゃんせ 通りゃんせ 抜け出せぬ死亡体験 [01:29.777]丑の刻過ぎ 物憂げに行脚 朧月の下 越える峠 [01:33.306]東から西 北から南 跳梁する悍ましき物の怪 [01:36.874]既に見よ 玉響の先に広がる情景 悪鬼羅刹の群れ [01:40.357]憐れなりや 語れば奇譚 だが其れすら世の常 さもありなん [01:44.351]目眩く森羅万象 奇々怪々 寄る辺ない夜の勿怪の幸い [01:48.531]音もなく煙に巻いて徘徊する俗世 破落戸の界隈 [01:52.339]一か八か 否 道は確か 右の手の依り代で満ちた価値観 [01:56.193]猫が啼く 終には目処が立つ 亡き始めた空に手を翳す [01:59.769]瘴気に当てられる 知らずとも正気もまた狂気の沙汰 [02:03.763]勝機を見出す 好奇心満たす博打 着の身着の儘 [02:07.385]常軌を逸した口八丁手八丁 群れなす足音 意のまま [02:11.658]響く地鳴りが解いた金縛り 開ける視界 [02:14.816]感覚的な衝動に駆られ差し出した招待券 [02:18.345]肺を満たしていく煙羅 濃霧を吐き出して変えていく思考、概念 [02:22.161]陰と陽の道の繋ぎ目 憂いすら抱いて空に亡いてる [02:25.922]嗚呼 通りゃんせ 通りゃんせ 夜に消える境界線 [02:29.684]揺らいだ幻影に追われ永遠に還れないままで往来へ [02:33.353]向かいの岸へ橋渡し 吐いた息を呑む 縋る依存関係 [02:36.882]名を呼ぶ声に耳塞いで 帰りは怖いと空が亡いてる [02:40.690]嗚呼 通りゃんせ 通りゃんせ 抜け出せぬ死亡体験 [02:44.684]影すら残さずに絡め取る 呆ける間も無く音が流れ込む [02:48.353]続々と増える足跡が朴訥と語る 人々は遠目 恐れ慄く [02:52.068]何もかもを照らす事を良しとせず暗がりの中 手招き呼び止める [02:56.209]傷は絶えず息づいてる 押し退ける人波 いずれは道連れへとしていく [03:00.481]出くわす行進 眠らず鉄格子破りて下す実力行使 [03:04.475]童心に返り口ずさむ 擦れ違いに振り向かす [03:07.587]大鴉の鳴き声が問い質す 不渡りの言葉すらも解き明かす [03:11.116]盃を頂く 暁に嘶く 百鬼夜行 終わらせる空亡 [03:15.064]感覚的な衝動に駆られ差し出した招待券 [03:18.314]肺を満たしていく煙羅 濃霧を吐き出して変えていく思考、概念 [03:22.030]陰と陽の道の繋ぎ目 憂いすら抱いて空に亡いてる [03:25.838]嗚呼 通りゃんせ 通りゃんせ 夜に消える境界線 [03:29.553]揺らいだ幻影に追われ永遠に還れないままで往来へ [03:33.082]向かいの岸へ橋渡し 吐いた息を呑む 縋る依存関係 [03:37.076]名を呼ぶ声に耳塞いで 帰りは怖いと空が亡いてる [03:40.884]嗚呼 通りゃんせ 通りゃんせ 抜け出せぬ死亡体験