[00:23.10]僕が死のうと思ったのは [00:30.00]ウミネコが桟橋で鳴いたから [00:35.50]波の随意に浮かんで消える [00:42.00]過去も啄ばんで飛んでいけ [00:48.30]僕が死のうと思ったのは [00:54.20]誕生日に杏の花が咲いたから [01:00.00]その木漏れ日でうたた寝したら [01:07.00]虫の死骸と土になれるかな [01:13.10]薄荷飴、漁港の [01:16.10]錆びたアーチ橋 捨てた [01:20.00]木造の駅のストーブの前で [01:23.00]どこにも旅立てない [01:26.20]今日はまるで昨日みたいだ [01:29.20]明日を変えるなら今日を変えなきゃ [01:32.00]分かってる,分かってる,けれど [01:41.30]僕が死のうと思ったのは [01:48.00]心が空っぽになったから [01:54.20]満たされないと泣いているのは [02:00.90]きっと満たされたいと願うから [02:33.00]僕が死のうと思ったのは [02:40.00]靴紐が解けたから [02:46.20]結びなおすのは苦手なんだよ [02:52.90]人との繋がりもまた然り [02:58.00]僕が死のうと思ったのは [03:05.20]少年が僕を見つめていたから [03:11.10]ベッドの上で土下座してるよ [03:17.20]あの日の僕にごめんなさいと [03:24.00]パソコンの [03:27.00]上階の部屋の [03:30.20]インターフォンのチャイムの [03:33.60]耳を塞ぐ鳥かごの [03:37.00]見えない敵と戦ってる [03:40.20]六畳一間のドンキホーテ [03:43.70]ゴールはどうせ醜いものさ [03:52.20]僕が死のうと思ったのは [03:59.30]冷たい人と言われたから [04:05.20]愛されたいと泣いているのは [04:11.70]人の温もりを知ってしまったから [04:43.10]僕が死のうと思ったのは [04:50.00]あなたが綺麗に笑うから [04:55.50]死ぬことばかり考えてしまうのは [05:02.00]きっと生きる事に真面目すぎるから [05:08.00]僕が死のうと思ったのは [05:14.10]まだあなたに出会ってなかったから [05:20.00]あなたのような人が生まれた [05:26.90]世界を少し好きになったよ [05:33.00]あなたのような人が生きてる [05:39.80]世界に少し期待するよ