[00:00.000] 作词 : SORI SAWADA [00:00.585] 作曲 : SORI SAWADA [00:01.170] 夢を見ていた [00:03.062] 三時をまわっていた [00:07.070] 懐かしい黴の匂いがして [00:11.840] 君が夢に出たことを伝えたかった [00:16.970] 今更、笑って会えるような気がしたんだ [00:23.052] [00:34.780] 空き壜をサンダルで蹴るような [00:40.320] 割と無敵だった夏のこと [00:45.620] 振り返るたびに焦がれてしまう [00:49.700] 昔の自分に憧れてしまう [00:54.225] [00:54.800] 「もう帰る時間だよ」 [00:57.680] 帰り道なんてものがそう、確かに在ったこと [01:05.560] 陽傘を「大げさ」と言う君は [01:11.010] もう大人になったのかな [01:15.360] なれたかな [01:16.247] [01:16.440] ねぇ、夏の終わり際って何で [01:19.460] こんなに寂しいんだろうね [01:22.540] 繰り返すには早く、振り返るには遅い [01:27.150] 見えない敵をつくったって [01:29.480] 決して生きやすくはならなかった [01:32.930] 飛ばせなくなる階段 [01:34.780] それでも磨り減る靴 [01:36.442] [01:37.990] 馬鹿にされているようで朝が嫌いだったこと [01:43.290] 守られているようで夜が嫌いだったこと [01:48.550] そんなものの上に、弱い弱い私がいたこと [01:53.900] せめて、君には知ってほしい [01:58.213] [02:08.620] 嫌われたくないから [02:11.540] 合わせる会話が [02:13.960] 随分上手になったよ [02:19.330] 伏し目がちに頷いた君が [02:24.710] どうしても消えないままだ [02:28.306] [02:30.090] ねぇ、夏の終わり際って何で [02:33.240] こんなに懐かしいんだろうね [02:36.380] 記憶を触る度 かすかに遠くなる [02:40.950] サイダーが飲めなくなって [02:43.340] 日に焼けるのを好まなくなって [02:46.770] あの頃の私ごと否定する気がした [02:50.481] [02:50.690] いつの間にか周りだけが大人になっていく [02:55.550] 私にはひたすら眩しい [02:59.152] 正しくなりたい [03:01.570] 背丈が伸びても、変わらず届かない何かがあって [03:08.580] それにひどく安心した [03:13.528] [03:14.920] 夢を見ていた [03:17.066] 三時をまわっていた [03:20.680] 懐かしい黴の匂いがしました [03:25.410] 喋り方を真似て [03:27.680] ふざける二人でした [03:30.710] 馬鹿だな [03:31.827] 代わりなんていないのに [03:35.790] そんなの、とっくに知っているのに [03:40.980] [03:41.520] ねぇ、夏の終わり際って何で [03:44.450] こんなに寂しいんだろうね [03:47.740] 繰り返すには早く、振り返るには遅い [03:52.320] 見えない敵がいなくたって [03:54.560] 決して生きやすくならなくたって [03:57.980] 差し出された手だけは握り返せるように [04:02.053] [04:03.010] 朝日が、いつも君みたいに眩しかったから [04:08.120] 夜の空気が、君みたいに心地いいから [04:13.580] 忘れたくないのは、君のこと [04:16.470] だから、嫌ったこと [04:18.870] 思い出すのは夏のこと