[00:00.000] 作词 : youまん [00:00.509] 作曲 : youまん [00:01.18] 斜陽を背に影法師 [00:03.59] 伸び止まぬ様に気を取られ [00:06.21] 躓いて着いた手を [00:08.58] 地面が呑んだ陽気が焼く [00:11.27] [00:11.41] 銀輪で転けた舗道 [00:13.65] 模型を馳せた混凝土 [00:16.19] 手を伝い 熱を食んだ [00:18.51] 記憶が目下、景色を這って往く [00:21.65] [00:21.78] 橙に成った街に昔を見た [00:25.53] 夕焼けの滲む空 何時迄も [00:30.96] 眺めていたい、と思っていたんだっけ。 [00:34.20] [00:34.33] 胸に残れば何時の日も思い出に変わるなら [00:42.22] 彼の日の熱情も思い出したいの [00:48.69] ――ねえ [00:49.41] 感動は軈て薄らいで悦びも弾くから [00:57.26] 忘れない様に 日常の奥に [01:02.43] 灯して居たいんだ [01:05.03] 過去の色 [01:07.98] [01:26.17] 嗟傷の根に罰文字 [01:28.66] 襲い来る様に降った星霜 [01:31.21] 泥濘で漉いた手は [01:33.52] 地面が呑んだ水気を知る [01:36.23] [01:36.36] 深淵に焼べた抒情 [01:38.66] 顧眄を重ねて耄け乾る脳 [01:41.19] 目を奪い 熱を吐いた [01:43.49] 記憶が屋下、臆を架している [01:46.51] [01:46.66] さめ〴〵と泣いた日々は昔の偽花 [01:50.51] 夕映えに飾られて 何時迄も [01:55.77] 焼き付いて離れない筈の景色に縋り付いて迄 [02:03.41] 糧にしている、って思い込んだだけ。 [02:06.54] [02:06.64] 胸に遺れば何時の日も思い出に変わるなら [02:14.77] 彼の日の慟哭も後悔も刻み込んだ儘で良いのに、如何して? [02:26.27] ――ねえ [02:26.70] 傷跡は軈て和らいで悼みごと亡くすかな [02:34.90] 忘れない様に 日常の奥に [02:39.92] 灯して居たいんだ [02:42.40] あなたの色 [02:45.35] [02:53.52] 目も当てられない過去に紛れ [02:58.09] 大切な過去までぼやけていく [03:03.60] 消えて行かないで [03:06.10] 如何か側に居て [03:08.47] 此の目を照らして [03:15.38] [03:16.12] ねえ、胸に残れば何時の日も思い出に変わるなら [03:24.80] 彼の日の熱情も思い出したいの―― [03:31.25] [03:31.40] ねえ、胸に遺れば何時の日も思い出に変わるなら [03:39.76] 彼の日の退屈も憧憬も残り無く目を彩る、然うでしょう? [03:51.21] ――ねえ [03:51.80] 希望や嘗て見た灯々を目に熾す為の唄 [03:59.74] 離さない様に 日常の奥に [04:04.92] 奏でて居たいんだ [04:07.53] 郷愁を [04:09.78] [04:09.92] 褪せはしないよ [04:12.17] 時を経ても [04:14.70] 鮮やいでる [04:17.19] きおくの音 [04:19.76] いのちの色 [04:24.27] [04:26.24] 斜陽を背に影法師 [04:29.47]