[ti:幽霊屋敷の首吊り少女 (幽灵屋的上吊少女)] [ar:鹿乃 (かの)] [al:戯言クライン (戏言渐变群)] [by:] [offset:0] [00:00.00]幽霊屋敷の首吊り少女 (幽灵屋的上吊少女) - 鹿乃 (かの) [00:10.23]词:トーマ [00:20.46]曲:トーマ [00:30.69]编曲:トーマ [00:40.92]或る夏影を伸ばすような夕暮れ [00:43.99]カラスが鳥居の上で聞いた噂 [00:46.77]耳打つ子供の声 [00:48.71]夏祭り揺ラリ [00:51.01]裏山の小道トンネルの向こうに [00:54.86]ポツリと古び眠る屋敷があって [00:57.52]首吊った少女の霊が [00:59.53]夜な夜な出るそうだ [01:01.40]好奇心で立ち入る人達 [01:04.56]「言っただろ出るはずない」と [01:06.88]軋む階段 [01:08.47]揺れる懐中電灯 [01:09.89]誰も気付いてはくれないや [01:12.51]「私死んでなんかない」って [01:14.63]暗がりに浸かって [01:16.20]そっと強がって澄ましても [01:18.59]過ごした日々と共に [01:20.75]止まった針は埃被って [01:23.36]また声枯らして今日が終わって [01:26.00]明日が窓に映り込んでも [01:29.36]私は此処にいます [01:33.73] [01:55.32]季節を束ねた虫の聲 [01:59.49]夕立 [02:00.61]流れた灯篭 [02:03.32]神様の悪戯のよう [02:08.16] [02:15.14]迷い込んできた灰色猫 [02:18.34]「あなたも私が見えないの?」 [02:21.02]背を撫でようとした右手は虚しく [02:24.16]するり抜け空を掻いた [02:26.50]「私死んでいたのかな」って [02:28.62]膝を抱えて [02:30.01]過去の糸を手繰っても [02:32.71]些細な辛いことや家族の顔も [02:36.07]思い出せなくて [02:37.45]遠くで灯りだす家並みの明りや [02:40.66]咲いた打ち上げ花火を [02:43.46]眺め今を誤魔化す [02:48.19] [03:14.67]夏の終わり [03:16.19]過ぎ去った [03:18.38]子供たちの噂も薄れ [03:21.79]漂っては薫る線香の煙と一緒に [03:26.68]姿は透けやがて消えゆく [03:31.70]私はただの一夏の噂だった [03:34.91]六月始めに生まれ [03:37.96]八月終わりに遠退いた [03:41.27]意識は影法師になった [03:43.35]誰も見つけては [03:44.81]くれなかったけれど [03:46.54]記憶の片隅にある [03:49.52]かつての淡い日々の [03:51.42]一部となって残り続ける [03:54.01]もう切らした向日葵の歌 [03:56.31]蝉しぐれも亡き [03:57.87]夏の匂いだけ残る屋敷に [04:01.25]少女はもういないだろう